感情調整(感情制御)、認知的再評価 | 緘黙ブログー不安の心理学、脳科学的知見からー
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問題を起こさない緘黙児は放置されるか?」という記事に追記をしました。3歳で「かん黙」があった園児5名の内60%が5歳までに「かん黙」を克服したという研究です。日本の調査になります。

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認知行動療法の方法の一つに現実性チェック(reality checking)があります。これは、感情を制御するために、現在の状況を現実的にとらえ、その脅威度を弱めようとするものです。

今回は現実性チェックが脳に与える影響についてのお話です。

Brühl, A. B., Herwig, U., Delsignore, A., Jäncke, L., & Rufer, M. (2013). General emotion processing in social anxiety disorder: neural issues of cognitive control. Psychiatry Research: Neuroimaging, 212(2), 108-115.

★概要

実験協力者は社交不安障害のgeneralized(全般)型の外患患者で、28名のデータが最終的に分析に用いられました。健常者は参加しませんでした。患者さんたちは認知行動療法の経験がありませんでした。
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社交不安障害(社会不安障害)の人は感情制御が苦手とされています。感情制御の失敗が不安障害の一因である可能性すらあるでしょう。それにもかかわらず、これまで感情反応ばかり研究されてきて、感情の制御に関する論文は乏しいのが実情です。

また、社交不安障害患者は社会的脅威にだけ障害がみられるのか、それとも社会的脅威以外の脅威にも過敏に反応するのか不明です。これらの問題をうけて、社会的刺激だけでなく、それ以外の身体的暴力刺激についても、患者の感情反応/認知的制御に関する実験をした研究グループがいます。

Goldin, P. R., Manber, T., Hakimi, S., Canli, T., & Gross, J. J. (2009). Neural bases of social anxiety disorder: emotional reactivity and cognitive regulation during social and physical threat. Archives of General Psychiatry, 66(2), 170-180.

★概要

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社交不安障害(社会不安障害:social anxiety disorder,SAD)患者はネガティブな自己信念を持ち、これが過度の感情反応を招き、社会機能を低下させる一因だと考えられています。

今回は否定的な自己信念を変えるために用いられる認知的再評価を実施する際の神経基盤に、健常者とSAD患者の間で違いが認められるというお話です。

Goldin, P. R., Manber-Ball, T., Werner, K., Heimberg, R., & Gross, J. J.(2009). Neural mechanisms of cognitive reappraisal of negative self-beliefs in social anxiety disorder. Biological Psychiatry, 66(12), 1091-1099.

★概要

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場面緘(かん)黙症とは?
ある特定の場面(例.学校)でしゃべれなくなってしまう症状を場面緘黙症といいます。言語能力や知能には問題がないにもかかわらず、話せないのです。一般的に場面緘黙症の人は自らの意思で口を閉ざしているのではなく、不安や恐怖のために話せないとされます。中にはあらゆる場面で話せない全緘黙症になる事例もあります。
プロフィール

マーキュリー2世

Author:マーキュリー2世
性別:男
緘黙経験者で、バリバリの現役緘黙だったのは小学4年?大学1年。ただし、小学4年以前はほとんど記憶喪失気味なのでそれ以前も緘黙だった可能性あり。現在も場合によっては緘黙/緘動が発動します。種々の研究に言及していますが、私は専門家ではありません。ひきこもり/自称SNEP(孤立無業者)です。

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