緘黙ニュース、体験談、トレンド等 | 緘黙ブログー不安の心理学、脳科学的知見からー
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問題を起こさない緘黙児は放置されるか?」という記事に追記をしました。3歳で「かん黙」があった園児5名の内60%が5歳までに「かん黙」を克服したという研究です。日本の調査になります。

今回は前回の記事「喋らなくても喋っている感覚は味わえる」の続編です。論文オーサーも前回と全く同じです。しかし、喋っている感覚を味わう方法は、前回とは異なります。

なお、私の別のブログ、『心と脳の探求-心理学、神経科学の面白い研究』の最近の記事は以下の通りです。

見つめられると笑顔になる
ラーメンの想起は実験協力意図を低下させる
心の理論が読解力の発達に寄与するメカニズム
浮気をしたことがあるかどうかは声を聞けば分かる

Banakou, D., & Slater, M. (2017). Embodiment in a virtual body that speaks produces agency over the speaking but does not necessarily influence subsequent real speaking. Scientific Reports, 7:14227. doi:10.1038/s41598-017-14620-5.

スペインのバルセロナ大学神経科学研究所&心理学研究室臨床心理学精神生物学研究室イベントラボ、Passeig Lluís Companysのカタロニア先進研究所?(Institució Catalana de Recerca i Estudis Avançats,ICREA)、イギリスのユニバーシティ・カレッジ・ロンドン情報工学科の研究者2名による論文です。

〇方法

被験者間計画。バーチャルリアリティーの実験のため、ラップトップの前のスツールに着席し、ヘッドマウントディスプレイ(Head Mounted Display,HMD)を装着。スピーカー・イヤホン・マイクロフォン内臓ヘッドセット、ヘッドトラッキングを使用。実験を通して女性オペレーターが常在。

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NHKの『課題解決ドキュメント ふるさとグングン!』という課題解決型ドキュメンタリー番組に「小学生の頃にかん黙になって気持ちを表現できなかった」男性が引きこもりの1例として取り上げられました。2017年11月19日(日)午前10時15分~10時58分放送(室蘭放送局は別番組)の内容で、副題は『ひきこもりの若者を救いたい~長崎・五島市福江島~』でした。室蘭放送局では2017年11月23日(木)午前2時40分~午前3時28分から放送が予定されています。

私は番組を観ていないのですが、緘黙経験だけでなく、引きこもりもある方がテレビ放送されるのは珍しいことだと思うのでとりあげておきます。なお、現時点で私にはこの「かん黙」が場面緘黙(選択性緘黙)のことなのか全緘黙のことなのか、自閉症等発達障害等が背景にある緘黙かどうかは不明です。

番組出演者は、NPOスチューデント・サポート・フェイス代表理事の谷口仁史氏、タレントの中川翔子氏、同じくタレントのぺこ&りゅうちぇる氏でした。司会はNHKアナウンサーの山本哲也氏によります。

舞台は長崎県五島列島の福江島。番組HPでひきこもり支援の達人と紹介されている谷口仁史氏と地元が連携して、『本当は「助けて」と言いたくても、誰にも相談でき』ない、「声なきSOS」の発見と解決に取り組むといった内容です。

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2015年4月下旬に開催された、国立台湾師範大学(國立臺灣師範大學)姉妹校共同特殊教育フォーラム(臺灣師範大學姊妹校聯合特殊教育論壇)にて、選択性緘黙(場面緘黙症)に関する調査研究も行っている日本の研究者が基調講演をされたことがあります。その日本の研究者というのは、筑波大学の園山繁樹教授で、題目は『日本における情緒障害児教育の現状と課題:選択性緘黙児への対応を中心に(從選擇性緘默症兒童的教育對策談日本情障兒童教育的現狀與課題)』というものでした。司会者(主持人)は國立台灣師範大學特殊教育學系の張正芬教授でした。

この情報については、私は以前から知っていて、記事にする予定はなかったのですが、台湾で台灣選擇性緘默症協會(台湾選択性緘黙症協会,Selective Mutism Association of Taiwan:SMAT)という団体が設立されたので、一応ふれておきます。その理由は、場面緘黙症Journalというサイトの『「台灣選擇性緘默症協會」が誕生』という記事(URL:http://smjournal.blog44.fc2.com/blog-entry-1166.html)によれば、台灣選擇性緘默症協會の「目標と使命」に、国際交流の促進があるからです。今回取り上げる筑波大学の園山教授による基調講演等は、緘黙団体とは関係ない独立した動きかもしれませんが、この情報を台湾のサイトや私のTwitterアカウント(https://twitter.com/uranus_2)だけに埋もれるさせるのも何だかなと思い、ブログで取り上げておきます(検索しにくいツイートの仕方をしてしまったので、私のTwitterアカウントだけでなく、そのツイートをまとめたブログ『心理学、脳科学の最新研究ニュース』でもツイートを探すのは困難です)。

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場面緘(かん)黙症とは?
ある特定の場面(例.学校)でしゃべれなくなってしまう症状を場面緘黙症といいます。言語能力や知能には問題がないにもかかわらず、話せないのです。一般的に場面緘黙症の人は自らの意思で口を閉ざしているのではなく、不安や恐怖のために話せないとされます。中にはあらゆる場面で話せない全緘黙症になる事例もあります。
プロフィール

マーキュリー2世

Author:マーキュリー2世
性別:男
緘黙経験者で、バリバリの現役緘黙だったのは小学4年?大学1年。ただし、小学4年以前はほとんど記憶喪失気味なのでそれ以前も緘黙だった可能性あり。現在も場合によっては緘黙/緘動が発動します。種々の研究に言及していますが、私は専門家ではありません。ひきこもり/自称SNEP(孤立無業者)です。

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