2014年02月 | 緘黙ブログー不安の心理学、脳科学的知見からー
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問題を起こさない緘黙児は放置されるか?」という記事に追記をしました。3歳で「かん黙」があった園児5名の内60%が5歳までに「かん黙」を克服したという研究です。日本の調査になります。

興味深い研究成果をすべてネタにできればいいのですが、生憎そうもいきません。そこで、アブストラクト(要旨)だけ読んだ、内向性に関する興味深い論文を取り上げます。ほとんどが、最新の研究成果です。

なぜ、内向性なのかというと、社会不安やシャイネスと関連する概念として押さえておきたいからです。

今回は内向性が高い人間は外向的行動によって引き起こされるポジティブ感情を実際よりも低く考えているという研究です。

なお、内向性以外の興味深い(面白い)研究については『心と脳の探求-心理学、神経科学の面白い研究』をご覧ください。

最新記事⇒子どもの認知の発達を促すのは、母乳ではなく、育児行動

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注意バイアス(attentional bias,attention bias)は不安の維持、形成に重要な役割を果たしているとされています。

参考記事⇒不安の一因は選択的注意の歪み

また、注意バイアスは修正可能で、認知行動療法が有効なのは注意バイアスが変化することが一因である可能性も指摘されています。

参考記事⇒注意バイアスはトップダウンで修正可能

参考記事⇒認知行動療法が効くのは注意バイアスが変化するから?

ネガティブ表情から笑顔を見つける注意バイアスの修正訓練が社会恐怖を低下させたとの報告もあります。

参考記事⇒ネガティブ表情から笑顔を見つける訓練で社会恐怖が低下

今回は笑顔を見つけるのではなく、EEGバイオフィードバック(脳波バイオフィードバック)で特性不安や注意バイアスが改善したというお話です。

特性不安とはパーソナリティ(性格)として個人が持つ不安のことです。一方、状態不安とはある一定の状況や場面で感じる不安のことです。バイオフィードバックとは無意識的な生物的情報を意識的に与えることで、自らの体内状態を把握し、それを修正しようとする科学技術のことです。

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元場面緘黙症のカースティさんが2014年の秋にチャンネル4(Channel Four)のニューシリーズ(new series)に登場する予定です。

*カースティさんとはKirsty Heslewood(カースティー・ヘイズルウッド/ヘィズルウッド)さんのことで、ミスハートフォードシャー2012、ミスイングランド2013、ミス英国(ミスイギリス)の功績があるお方です。2013年2月13日、日本テレビで放映されたザ!世界仰天ニュース(司会:笑福亭鶴瓶・中居正広)でも話題になりました。

チャンネル4とは英国の公共テレビ局のことで、正式にはチャンネル4テレビ株式会社(Channel Four Television Corporation)といいます。チャンネル4のテレビ番組はインターネットで無料視聴できますから、日本でも大丈夫です。ただし、メールアドレスの登録やパスワードの設定が必要です(一部を除く)。

チャンネル4はYouTubeアカウントで数々の動画を公開しています。また、個人がYouTubeにチャンネル4の動画を投稿していることもあります(著作権法に違反している可能性があります)。したがって、チャンネル4でカースティさんの放送がされた場合、チャンネル4に登録せずとも視聴できる可能性がありますが、こちらは運頼みです。

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場面緘(かん)黙症とは?
ある特定の場面(例.学校)でしゃべれなくなってしまう症状を場面緘黙症といいます。言語能力や知能には問題がないにもかかわらず、話せないのです。一般的に場面緘黙症の人は自らの意思で口を閉ざしているのではなく、不安や恐怖のために話せないとされます。中にはあらゆる場面で話せない全緘黙症になる事例もあります。
プロフィール

マーキュリー2世

Author:マーキュリー2世
性別:男
緘黙経験者で、バリバリの現役緘黙だったのは小学4年?大学1年。ただし、小学4年以前はほとんど記憶喪失気味なのでそれ以前も緘黙だった可能性あり。現在も場合によっては緘黙/緘動が発動します。種々の研究に言及していますが、私は専門家ではありません。ひきこもり/自称SNEP(孤立無業者)です。

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