2014年09月 | 緘黙ブログー不安の心理学、脳科学的知見からー
HOME   »  2014年09月

問題を起こさない緘黙児は放置されるか?」という記事に追記をしました。3歳で「かん黙」があった園児5名の内60%が5歳までに「かん黙」を克服したという研究です。日本の調査になります。

興味深い研究成果をすべてネタにできればいいのですが、生憎そうもいきません。そこで、アブストラクト(要旨)と実験の目的・方法・結果・ミニ考察を読んだ不安(障害)・恐怖に関する興味深い論文を取り上げます。ほとんどが最新の研究成果です。

なぜ不安(障害)・恐怖なのかというと、場面緘黙症児は不安が高いか、もしくは不安障害を合併していることが多いという知見があるからです。さらに、米国精神医学会が発行するDSM-5では場面緘黙症(選択性緘黙症,選択的緘黙症,選択緘黙症)が不安障害(不安症)になりました。

今回は不安なことに取り組む前に「私は興奮している」と叫び興奮すると、カラオケや面接でのスピーチ、時間制限のある計算が得意になるというお話です。ただし、不安や心拍数は低下させません。

なお、不安(障害)・恐怖以外の興味深い(面白い)研究については『心と脳の探求-心理学、神経科学の面白い研究』をご覧ください。

最近の記事⇒他者と運動を協調させると自尊心が高まる

スポンサードリンク

興味深い研究成果をすべてネタにできればいいのですが、生憎そうもいきません。そこで、アブストラクト(要旨)と研究方法、研究結果を読んだ不安(障害)の治療法に関する最新の論文を取り上げます。

なぜ不安(障害)なのかというと、場面緘黙症児は不安が高いか、もしくは不安障害を合併していることが多いという知見があるからです。さらに、米国精神医学会が発行するDSM-5では場面緘黙症(選択性緘黙症,選択的緘黙症,選択緘黙症)が不安障害(不安症)になりました。

今回はインターネットマインドフルネスが不安障害の治療に効果的であるいうお話です。

東京マインドフルネスセンターのHP(http://www.tokyo-mindfulness-center.jp/modules/w_mindfulness/index.php?content_id=1)によると、マインドフルネスとは「意識的に現在の瞬間に、そして瞬間瞬間に展開する体験に判断を加えず注意を払うこと」で、正確にはマインドフルネスストレス低減法というそうです。日本でも2014年に日本マインドフルネス学会第1回大会が早稲田大学国際会議場(東京都新宿区)にて開催予定で、マインドフルネスに関する科学的研究が進展しています。

なお、不安(障害)以外の興味深い(面白い)研究については『心と脳の探求-心理学、神経科学の面白い研究』をご覧ください。

最近の記事⇒3年の間に認知機能が低下した高齢者は癌になるリスクが低い

スポンサードリンク

近年、セラピー遺伝学・心理療法遺伝学(Therapygenetics)といって、心理療法の効果を遺伝子マーカーで予測する研究が進展しています。遺伝子情報に基づく医療の個別化、心理療法の個別化というわけです。今回の論文もその1つで、不安障害児への認知行動療法の効果はNGF(Nerve growth factor)という神経成長因子の遺伝子型で予測できるというものです。

Lester, K. J., Hudson, J. L., Tropeano, M., Creswell, C., Collier, D. A., Farmer, A., Lyneham, H. J., Rapee, R. M., & Eley, T. C. (2012). Neurotrophic gene polymorphisms and response to psychological therapy. Translational Psychiatry, 2, e108. doi:10.1038/tp.2012.33.

★概要

○研究手続き

374人の不安障害児(年齢6~13歳)とその親が協力しました。彼らの内359人はセロトニントランスポーター遺伝子多型(5HTTLPR)が認知行動療法の効果に与える影響を調べた先行研究(Eley et al., 2012)とサンプルが重なっていました。しかし、以下の結果は5HTTLPRを統制しても変わりませんでした。

スポンサードリンク

カテゴリ
ランキング
Twitter
スマートフォンサイト
Amazon書籍
場面緘(かん)黙症とは?
ある特定の場面(例.学校)でしゃべれなくなってしまう症状を場面緘黙症といいます。言語能力や知能には問題がないにもかかわらず、話せないのです。一般的に場面緘黙症の人は自らの意思で口を閉ざしているのではなく、不安や恐怖のために話せないとされます。中にはあらゆる場面で話せない全緘黙症になる事例もあります。
プロフィール

マーキュリー2世

Author:マーキュリー2世
性別:男
緘黙経験者で、バリバリの現役緘黙だったのは小学4年?大学1年。ただし、小学4年以前はほとんど記憶喪失気味なのでそれ以前も緘黙だった可能性あり。現在も場合によっては緘黙/緘動が発動します。種々の研究に言及していますが、私は専門家ではありません。ひきこもり/自称SNEP(孤立無業者)です。

リンクについて
このサイトはリンクフリーです。リンクの取り外しはご自由になさって下さい。個別ページのSNSでの共有やブログ、サイトへのリンクも自由です。
プライバシーポリシー
当ブログはGoogle Adsense広告を掲載しています。Google Adsenseでは広告の適切な配信のためにcookie(クッキー)を使用しています。ユーザーはcookieを無効にすることができます。

なお、Google Adsenseで上げた収益は将来のホームレス生活を見越し、すべて貯金にまわしています。
免責事項
ブログ記事の内容には万全の注意を払っていますが、管理人はその内容の正確さについて責任を負うものではありません。

PAGE TOP