2015年09月 | 緘黙ブログー不安の心理学、脳科学的知見からー
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問題を起こさない緘黙児は放置されるか?」という記事に追記をしました。3歳で「かん黙」があった園児5名の内60%が5歳までに「かん黙」を克服したという研究です。日本の調査になります。


私はかんもくガール: しゃべりたいのにしゃべれない 場面緘黙症のなんかおかしな日常らせんゆむ著・かんもくネット解説の『私はかんもくガール: しゃべりたいのにしゃべれない 場面緘黙症のなんかおかしな日常(合同出版)』を読みました。その感想を書いておきます。

らせんゆむさんのHP(http://www.spiral-kingdom.jp/2015/01/23/初著書-コミックエッセイ-私はかんもくガール-刊行のお知らせ他/)によると本書はコミックエッセー(コミックエッセイ・エッセイ漫画)に分類されます。らせんゆむさんの職業はイラストレーターということでその経験が十分に活かされているということでしょう。

以下、あらすじというより内容紹介?です。ネタバレ注意です。

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2015年9月22日~24日に名古屋国際会議場で開催予定の日本心理学会第79回大会(開催校名古屋大学)にて選択性緘黙(症)に関する研究発表があります。これは三重県の鈴鹿市立国府幼稚園、愛知県の名古屋学芸大学大学院子どもケア研究科、愛知県の西尾市立室場小学校、鈴鹿市立神戸中学校、名古屋学芸大学の研究者らによる一般研究発表(ポスター)です。

責任発表者は二宮奈美さんですが、彼女は卒論研究で「小学生における場面緘黙の維持及び緩衝に関する要因の検討:調査」と題するメタ認知療法の観点からの場面緘黙の研究を実施したことがあります。私が本ブログでまとめた記事「(場面)緘黙症の卒業論文、修士論文、博士論文」には残念ながら二宮さんを含めていませんでした。その他の卒論等についても把握しており、いずれ新たな学生論文一覧を作成できたら良いなと思っています。

なお、本ブログでは場面緘黙症という書き方をするのが慣例化していますが、ポスター発表の内容紹介では記述方式を合わせて選択性緘黙と表記します。

二宮奈美・杉山瑞奈・中村百花・西嶋涼花・今井正司(2015). 児童における選択性緘黙の維持及び緩衝に関する要因の検討 第79回日本心理学会大会論文集, 337.
英語表記:Ninomiya, N., Sugiyama, M., Nakamura, M., Nishijima, S., & Imai, S. (2015). Factors of Maintenance and Buffer of Selective Mutism in School Children. Proceedings of the 79th Annual Convention of the Japanese Psychological Association, 337.

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神戸国際大学の成瀬智仁さんが小学校教員の緘黙児の担当経験はどのくらいかを調査したり、緘黙の類型化を試みた研究を実施されました。本研究は2015年8月26日~28日に朱鷺メッセ(新潟コンベンションセンター)を会場とした日本教育心理学会第57回総会でポスター発表されました。

成瀬智仁(2015). 緘黙児童に対する小学校教員の教育援助について ―緘黙症状の類型と小学校教員のかかわり― 日本教育心理学会第57回総会発表論文集, 415.

なお、成瀬さんは2015年9月19日~21日に宮城県東北大学川内北キャンパスで開催される日本特殊教育学会第53回大会において「緘黙児童に対する小学校教員の指導意識について ― 緘黙についての理解と指導意識の類型 ―」と題するポスター発表を行う予定です。論題を読む限り、2014年に同氏が日本教育心理学会第56回総会で発表した「緘黙生徒に対する高校教員の指導意識について -緘黙についての理解と指導意識の類型-」の小学校バージョンと解釈できます。継続的に(場面)緘黙症の調査に取り組んでいただき本当にありがたいことです。

○方法

同一市にある公立小学校24校の教員に質問紙調査。ここでの教員とは教諭・講師のこと。調査協力者は335人(女性231人,男性104人)。平均年齢は40.1歳(20代96人,30代94人,40代26人,50代以上119人)。

○結果

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場面緘(かん)黙症とは?
ある特定の場面(例.学校)でしゃべれなくなってしまう症状を場面緘黙症といいます。言語能力や知能には問題がないにもかかわらず、話せないのです。一般的に場面緘黙症の人は自らの意思で口を閉ざしているのではなく、不安や恐怖のために話せないとされます。中にはあらゆる場面で話せない全緘黙症になる事例もあります。
プロフィール

マーキュリー2世

Author:マーキュリー2世
性別:男
緘黙経験者で、バリバリの現役緘黙だったのは小学4年?大学1年。ただし、小学4年以前はほとんど記憶喪失気味なのでそれ以前も緘黙だった可能性あり。現在も場合によっては緘黙/緘動が発動します。種々の研究に言及していますが、私は専門家ではありません。ひきこもり/自称SNEP(孤立無業者)です。

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