2016年07月 | 緘黙ブログー不安の心理学、脳科学的知見からー
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問題を起こさない緘黙児は放置されるか?」という記事に追記をしました。3歳で「かん黙」があった園児5名の内60%が5歳までに「かん黙」を克服したという研究です。日本の調査になります。

興味深い研究成果をすべてネタにできればいいのですが、生憎そうもいきません。そこで、アブストラクト(抄録)だけを読んだ不安(障害)・恐怖に関する興味深い論文を取り上げます。ほとんどが最新の研究成果です。

なぜ不安(障害)・恐怖なのかというと、場面緘黙(選択性緘黙)児は不安が高いか、もしくは不安障害(不安症)を併存していることが多いという知見があるからです。さらに、米国精神医学会(APA)が発行するDSM-5では場面緘黙症が不安障害になりました。

今回は、座位行動で不安が高まり、身体活動量を元に戻すと高まった不安が低下するという研究です。座位行動とは「座り過ぎ/座りすぎ」のことですが、横たわった状態である臥位も含む概念です。座位行動は座っているだけかというとそうでなくて、テレビを視聴する、インターネットをする、読書をする、座って行う仕事(例:デスクワーク)をするといった活動をしている最中でもエネルギー消費量が1.5メッツ以下ならば、座位行動に含まれます。

*追記(2016年8月1日):厳密にいうならば、座位行動の意味に「座りすぎ」という時間的側面は包含されておらず、単に座位や臥位でエネルギー消費量が低い状態を言いますが、分かりやすさを重視し、「座りすぎ」と説明しています。

なお、不安(障害)・恐怖以外の興味深い(面白い)研究については『心と脳の探求-心理学、神経科学の面白い研究』をご覧ください。

最近の記事1⇒携帯電話での通話は喋らない方が楽しめる
最近の記事2⇒マジシャンは嘘のトリックを言って、手品の種が見破られるのを防ぐ
↑またしてもマジック心理学の登場です。マジックは人間の知覚や認知の機能を研究する上で重要なツールになっています。

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興味深い研究成果をすべてネタにできればいいのですが、生憎そうもいきません。そこで、アブストラクト(抄録)だけを読んだ不安(障害)・恐怖に関する興味深い論文を取り上げます。ほとんどが最新の研究成果です。

なぜ不安(障害)・恐怖なのかというと、場面緘黙(選択性緘黙)児は不安が高いか、もしくは不安障害(不安症)を併発していることが多いという知見があるからです。さらに、米国精神医学会(APA)が発行するDSM-5では場面緘黙症が不安障害になりました。

今回は、スマートフォンからの分離で不安が高まり、実行機能が低下するという研究です。

なお、不安(障害)・恐怖以外の興味深い(面白い)研究については『心と脳の探求-心理学、神経科学の面白い研究』をご覧ください。

最近の記事1⇒ラバーハンドとブラシの間に磁力を感じる錯覚
最近の記事2⇒でこぼこ/ざらざらしている物を触ると共感が高まる

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近年、脳イメージング技術による精神疾患や発達障害の診断(正確にいうと精神医学的診断と脳科学的診断の一致)が可能であるという研究がでてきています。たとえば、うつ病や双極性障害(躁うつ病)、自閉症スペクトラム障害、アスペルガー症候群、アルコール依存症(アルコール中毒)、コカイン依存症に関しては、脳イメージング技術により90%以上の精度で患者と健康な人の識別、あるいは別の疾患/症状との鑑別まで可能という研究成果があります。

また、脳イメージングは薬物療法や認知行動療法の効果の予測を個人ごとに行えます(詳細は「認知行動療法や薬物療法の効果を脳イメージングで予測できる時代へ」をご覧ください)。

今回取り上げる論文もこのような研究動向を受けたものになっています。具体的には、社交不安障害(社交不安症,社会不安障害)の人への認知行動療法の後の社交不安症状の改善を脳イメージング技術を活用して、個人レベルで予測したという内容の論文を取り上げます。なお、本記事タイトルのコネクトミクスとは神経接続マップ(コネクトーム)の研究分野のことを言います。

Whitfield-Gabrieli, S., Ghosh, S. S., Nieto-Castanon, A., Saygin, Z., Doehrmann, O., , Chai, X. J., Reynolds, G. O., Hofmann, S. G., Pollack, M. H., & Gabrieli, J. D. E. (2016). Brain connectomics predict response to treatment in social anxiety disorder. Molecular Psychiatry, 21(5), 680-685. doi: 10.1038/mp.2015.109.

★概要

○方法

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場面緘(かん)黙症とは?
ある特定の場面(例.学校)でしゃべれなくなってしまう症状を場面緘黙症といいます。言語能力や知能には問題がないにもかかわらず、話せないのです。一般的に場面緘黙症の人は自らの意思で口を閉ざしているのではなく、不安や恐怖のために話せないとされます。中にはあらゆる場面で話せない全緘黙症になる事例もあります。
プロフィール

マーキュリー2世

Author:マーキュリー2世
性別:男
緘黙経験者で、バリバリの現役緘黙だったのは小学4年?大学1年。ただし、小学4年以前はほとんど記憶喪失気味なのでそれ以前も緘黙だった可能性あり。現在も場合によっては緘黙/緘動が発動します。種々の研究に言及していますが、私は専門家ではありません。ひきこもり/自称SNEP(孤立無業者)です。

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