selective vs. elective (1) | 緘黙ブログー不安の心理学、脳科学的知見からー
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問題を起こさない緘黙児は放置されるか?」という記事に追記をしました。3歳で「かん黙」があった園児5名の内60%が5歳までに「かん黙」を克服したという研究です。日本の調査になります。

オンラインのフリー百科事典「ウィキペディア(English:2010年10月9日現在)によれば

「The Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders (DSM), first published in 1952, first included Elective Mutism in its third edition, published in 1980. Elective Mutism was described as "a continuous refusal to speak in almost all social situations" despite normal ability to speak.(中略)In 1994, the fourth edition of the DSM reflected the name change to selective mutism and described the disorder as a failure to speak. 」

とあります。以下、日本語訳。

「1952年に初版が公刊された精神障害の診断と統計の手引き(DSM)は、第3版(1980)において初めてElective 緘黙症をとりあげた。そこでは、Elective 緘黙症は『話す能力があるにもかかわらず、ほとんど全ての社会的場面で一貫して話そうとしない』と説明されていた。(中略)第4版(1994)において、呼称がselective緘黙症に変えられ、症状の説明も話すことができないとなった。」

※注 原文で斜字だった「failure」は太字にしました。また、Elective 緘黙症とselective 緘黙症はどちらも場面緘黙症または、選択(性)緘黙症と訳せます。

ここで、重要なのはElective 緘黙症とselective 緘黙症の違いです。Elective 緘黙症では話そうとしないという意思のニュアンスがありました。しかし、selective 緘黙症では話すことができないという不可能のニュアンスがこめられているのです。足の遅い人がいくら速く走りたいと思っても、そう簡単に速く走ることはできないといった感じでしょうか?

続く

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Comment
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緘黙は最近(1年以内)知ったんですか?

7
最近知りました。
> > 緘黙は最近(1年以内)知ったんですか?
> おっしゃる通りでございます。正確な日時は忘れましたが、今年の春ごろに知りました。

9
私は中2のときに知ったのに・・すごく
詳しくブログ書かれていますね!
心理学系に関する大学だからですよね。
今のうちに論文?読みがんばってください^-^

11
コメントありがとうございます
> すごく詳しくブログ書かれていますね!
いやいや私なんかまだまだです。

> 今のうちに論文?読みがんばってください^-^
論文ももちろん読んでいますが…。最近、実験データの整理に忙しくてなかなか時間がとれませんorz

いつもコメントしてくださってありがとうございます。

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場面緘(かん)黙症とは?
ある特定の場面(例.学校)でしゃべれなくなってしまう症状を場面緘黙症といいます。言語能力や知能には問題がないにもかかわらず、話せないのです。一般的に場面緘黙症の人は自らの意思で口を閉ざしているのではなく、不安や恐怖のために話せないとされます。中にはあらゆる場面で話せない全緘黙症になる事例もあります。
プロフィール

マーキュリー2世

Author:マーキュリー2世
性別:男
緘黙経験者で、バリバリの現役緘黙だったのは小学4年?大学1年。ただし、小学4年以前はほとんど記憶喪失気味なのでそれ以前も緘黙だった可能性あり。現在も場合によっては緘黙/緘動が発動します。種々の研究に言及していますが、私は専門家ではありません。ひきこもり/自称SNEP(孤立無業者)です。

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