園山繁樹教授による選択性緘黙の研究概要 | 緘黙ブログー不安の心理学、脳科学的知見からー
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問題を起こさない緘黙児は放置されるか?」という記事に追記をしました。3歳で「かん黙」があった園児5名の内60%が5歳までに「かん黙」を克服したという研究です。日本の調査になります。

筑波大学(人間総合科学研究科)の園山繁樹教授による『選択性緘黙の経験者と保護者に対する質問紙調査』や奥村真衣子との共著『選択性緘黙経験者における症状のとらえと対処に関する検討』という研究概要がネット上で読めます(最下部参照)。

園山教授は「選択性緘黙の内的世界の探究と治療教育的アプローチの開発」という題目で科学研究費補助金(科研費)を受けており、後者はその予備調査のようです。前者は東條光裕氏が卒業論文(卒論)として実施しました。

*文部科学省と独立行政法人の日本学術振興会が交付している補助金が科研費です。園山教授は代表者として2012年度までに3150万円(間接経費含む)を緘黙症の研究費として受領されています。

参考(最下部発表文献の部分を参照):選択性緘黙の内的世界の探究と治療教育的アプローチの開発:2010年度 研究実績報告書

*リンクフリーの国立情報学研究所がKAKENを作成しています。そのため、KAKENへのリンクも自由だと判断しました。

ちなみに、日本学術振興会のHPで緘黙と検索すると、1件ヒットします(2013年月日現在)。『組織的な大学院教育改革推進プログラム』と題するPDFファイル中に【中学校教諭の事例】というものです。カンファレンスを開催し、「場面緘黙の生徒が、いかによりよい学校生活を送れるかということと、豊かな将来に繋げるために中学校でするべきことは何か」考えたようです。

園山教授らの研究概要を入手するコツは筑波大学のホームページではなく、筑波大学人間系というサイトで緘黙と検索することです。というのも前者は授業科目関連で検索にひっかかるのに対し、後者には様々な研究概要ファイルが存在するからです。

これにより『選択性緘黙を示す小学生の担任・母親・特別支援教育コーディネーターへのコンサルテーション』や『選択性緘黙のある高校生に対する本人参画型支援アプローチの検討』といった研究の概要が閲覧できます。

○追記(2013年6月17日)

研究文献はPDFファイル形式が多いので、以下のように筑波大学人間系のHPでPDFファイルに絞った検索を推奨します。

筑波大学人間系のHPで緘黙に関わるPDFファイルを検索(Google)

○追記(2014年10月12日)

園山繁樹教授と奥村真衣子氏(筑波大学)の新しい研究については「選択性緘黙を克服した平均年齢は18歳」という記事で取り上げています。この研究は高知県で開催された2014年度日本特殊教育学会第52回大会でもポスター発表という形式で発表されました。

○弘前大学の選択性緘黙に関する研究

弘前大学のホームページ上にある選択性緘黙についての研究文献を入手したい方は以下のリンク先をご覧ください

弘前大学のサイトにある選択性緘黙についての研究概要

○参考URL(2013年5月23日現在)
選択性緘黙の経験者と保護者に対する質問紙調査(筑波大学人間系)
http://www.human.tsukuba.ac.jp/~kanmoku/html/sonoyama2009.pdf

選択性緘黙経験者における症状のとらえと対処に関する検討(筑波大学人間系)
http://www.human.tsukuba.ac.jp/~kanmoku/html/okumura2010.pdf

筑波大学人間系のURLは御推察の通りhttp://www.human.tsukuba.ac.jp/です。

組織的な大学院教育改革推進プログラム(日本学術振興会)
http://www.jsps.go.jp/j-daigakuin/10_jigohyouka/h19/A003.pdf

筑波大学の園山先生といえば、2013年3月28日開設の「園山研究室 選択性緘黙HP」が有益です。
http://www.human.tsukuba.ac.jp/~kanmoku/index.html

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場面緘(かん)黙症とは?
ある特定の場面(例.学校)でしゃべれなくなってしまう症状を場面緘黙症といいます。言語能力や知能には問題がないにもかかわらず、話せないのです。一般的に場面緘黙症の人は自らの意思で口を閉ざしているのではなく、不安や恐怖のために話せないとされます。中にはあらゆる場面で話せない全緘黙症になる事例もあります。
プロフィール

マーキュリー2世

Author:マーキュリー2世
性別:男
緘黙経験者で、バリバリの現役緘黙だったのは小学4年?大学1年。ただし、小学4年以前はほとんど記憶喪失気味なのでそれ以前も緘黙だった可能性あり。現在も場合によっては緘黙/緘動が発動します。種々の研究に言及していますが、私は専門家ではありません。ひきこもり/自称SNEP(孤立無業者)です。

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