CiNii収録の緘黙文献数の推移をグラフ化(2014) | 緘黙ブログー不安の心理学、脳科学的知見からー
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問題を起こさない緘黙児は放置されるか?」という記事に追記をしました。3歳で「かん黙」があった園児5名の内60%が5歳までに「かん黙」を克服したという研究です。日本の調査になります。

CiNii収録の緘黙文献数の推移をグラフにしました。2014年度改訂版(データは2013年まで)です。

CiNiiとは、論文や書籍の書誌情報を集めたデータベースのことです。国立情報学研究所(National Institute of Informatics:NII)が運営しています。

以下の参考記事に記したように、以前にもCiNiiでグラフ化を試みたことがあります。

参考記事⇒緘黙研究の推移をグラフにしてみた(CiNii版)

その際に活用したツールがふわっとトレンドです。ふわっとトレンドは高久雅生さん(物質・材料研究機構)が開発したツールです。

kanmokucinii.png
*グラフの転載許可は高久雅生さんから2013年に頂戴しました(今年も有効ですよ、ね?)。

↑今回もやたら画像が粗い(笑)

なお、CiNii Articlesは日本の論文を探す際に便利なデータベース、CiNii Booksは全国の大学図書館などの蔵書を検索できるサービスです。大まかにいうとArticlesの方は論文、Booksの方は書籍と考えても差し支えはないと思います。

○CiNii Books収録の文献を年代順に陳列(書誌情報の書き方は結構いいかげんです)。

ふわっとトレンドのグラフでは、各年度の頂点にカーソルを合わせ、ワンクリックすると、具体的な文献数が表示され、そこにリンクが設定されています。このリンクをクリックすれば、各年度の文献が一望できる仕組みになっています。

そこで、CiNii Booksに引っ掛かった文献を並べてみました。ただし、1991年、1992年等のように明らかに無関係な文献は除外しています(一部例外あり)。

1.大阪市教育研究所(1968). 学校緘黙児の心理療法に関する研究:遊戯治療の過程について 大阪市教育研究所

2.十亀史郎(1973). 講座情緒障害児3 自閉症児・緘黙児 黎明書房

3.全国情緒障害教育研究会(編)(1974). 情緒障害児の教育1 緘黙・孤立児 日本文化科学社

4.流王治郎(1981). 子供の緘黙症 五和工芸

5.静岡県立教育研修所(編)(1985). 自立への手だて:学級担任による登校拒否・緘黙児童生徒への指導の手引 静岡県教育委員会

6.山本実・中山文雄(編)(1986). 緘黙症・いじめ:正子の場合 岩手大学「障害」児研究室

7.山本実(編)(1988). 『緘黙』への挑戦 岩手大学教育学部山本実研究室

8.坂野雄二(1989). 無気力・引っ込み思案・緘黙(情緒障害児双書) 黎明書房

9.大阪市教育センター(編)(1993). 登校拒否・緘黙などの問題を中心として 教育相談事例研究 大阪市教育センター

10.石谷みつる(1994). 場面緘黙症児のこころとからだ 山中康裕・岡田康伸(編) 身体像とこころの癒し:三好暁光教授退官記念論文集 岩崎学術出版社

11.河井芳文・河井英子(1994). 場面緘黙児の心理と指導:担任と父母の協力のために 田研出版

12.八塩弘二(2002). 緘黙の少女:親権代行者の記録 (雅粒双書) 雅粒社

13.さくらかよ(2002). 君の隣に:緘黙という贈り物 文芸社

14.入江茂(2004). ブロック技法を介した場面緘黙児の精神療法過程 高江洲義英・入江茂(編) コラージュ療法・造形療法(芸術療法実践講座) 岩崎学術出版社 

15. McHolm, A. E., Cunningham, C. E., & Vanier, M. K. (2005). Helping your child with selective mutism: Practical steps to overcome a fear of speaking. Oakland, CA:New Harbinger Publications.(マクホルムA.E.カニンガムC.E.バニエーM.K.河井英子・吉原桂子(訳)(2007). 場面緘黙児への支援:学校で話せない子を助けるために 田研出版)

16.かんもくネット(著)・角田圭子(編)(2008). 場面緘黙Q&A:幼稚園や学校でおしゃべりできない子どもたち 学苑社

17.Sage, R. & Sluckin, A. (2004). Silent Children Approaches to Selective Mutism. Leicester, UK:Selective Mutism Information & Research Association.(セージR.スルーキンA.杉山信作・かんもくネット(訳)(2009). 場面緘黙へのアプローチ:家庭と学校での取り組み 田研出版 (DVD付))

18.春日武彦(2012). 緘黙:五百頭病院特命ファイル 新潮文庫 新潮社

19.伊藤彌彦(2012). 自由な国の緘黙社会 萌書房

20.はやしみこ(著)・かんもくネット(編)(2013). どうして声が出ないの?:マンガでわかる場面緘黙 学苑社

*注意:タイトルに緘黙がないため、以下の(主要?)書籍が含まれていません。

石川百合子・石川麻利(1995). 負けたらあかん 近代文藝社

山本悦子(著)・宮本忠夫(イラスト)(2003). いっしょに遊ぼ、バーモス ブリンカル! (あかね・新読み物シリーズ) あかね書房

重松清(2010). 青い鳥 新潮社

盛田隆二(2010). 二人静 光文社

はやしみこ・金原洋治(著)・かんもくネット(監修)(2011). なっちゃんの声ー学校で話せない子どもたちの理解のために 学苑社

宮川ひろ(著)・小泉るみ子(イラスト)(2013). ひいきに かんぱい!(かんぱい!シリーズ) 童心社

○CiNii以外

なお、CiNii以外にも文献検索に役立つサイトがあります。PubMedです。

PubMedとは米国国立医学図書館の国立生物科学情報センターが作成している生命科学の書誌情報データベースのことです。

PubMedでもグラフを作成しています。

参考記事⇒緘黙研究の動向をグラフにしてみた(PubMed版)

↑CiNiiやPubMedのグラフには限界があります。グラフを解釈する際には必ず上の参考記事中にある「Medline (PubMed) trendの限界」をご一読ください。PubMedは英語文献が主ですが、CiNiiでも多かれ少なかれ当てはまることです。

追記(2014年5月7日):J-GLOBALという日本の科学技術情報のデータベースサイトでもグラフを作成しました(参考記事⇒緘黙研究の推移をグラフにしてみた(J-GLOBAL編))。

○最新のPubMedのグラフ(追記:2014年1月16日)

最新のPubMedのグラフをご覧になりたい方は以下のリンク先を参考にしてください。

PubMedのグラフ(最新)⇒http://smetc.blog120.fc2.com/blog-entry-300.html

↑新年を迎えるたびにタイトルを含め、更新する予定なので、わざと、記事タイトルにリンクを貼っていません。

○参考URL(2014年1月1日現在)

ふわっとトレンド

http://trend.fuwat.to/

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場面緘(かん)黙症とは?
ある特定の場面(例.学校)でしゃべれなくなってしまう症状を場面緘黙症といいます。言語能力や知能には問題がないにもかかわらず、話せないのです。一般的に場面緘黙症の人は自らの意思で口を閉ざしているのではなく、不安や恐怖のために話せないとされます。中にはあらゆる場面で話せない全緘黙症になる事例もあります。
プロフィール

マーキュリー2世

Author:マーキュリー2世
性別:男
緘黙経験者で、バリバリの現役緘黙だったのは小学4年?大学1年。ただし、小学4年以前はほとんど記憶喪失気味なのでそれ以前も緘黙だった可能性あり。現在も場合によっては緘黙/緘動が発動します。種々の研究に言及していますが、私は専門家ではありません。ひきこもり/自称SNEP(孤立無業者)です。

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