(場面)緘黙症の卒業論文、修士論文、博士論文 | 緘黙ブログー不安の心理学、脳科学的知見からー
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問題を起こさない緘黙児は放置されるか?」という記事に追記をしました。3歳で「かん黙」があった園児5名の内60%が5歳までに「かん黙」を克服したという研究です。日本の調査になります。

ネット上に散逸する(場面)緘黙症の卒業論文、修士論文、博士論文を集めてみました(全て日本語)。本記事がこれから(場面)緘黙症をテーマに卒論や修論、博論を執筆されようとする方々にとって参考になれば幸いです。

なお、一部の論文については要旨が読めます。これらの論文に関しては記事最下部にURLを貼りつけてあるので参照してください。 

追記(2014年1月29日):(場面)緘黙症の博士論文が執筆された場合、インターネット上で全文読めます(参考記事⇒(場面)緘黙症の博士論文がネット上で全文公開される)。

*本ブログでは基本的に日本心理学会の「執筆・投稿の手引き」をウェブ版に独自改良して、書誌情報を記載しています。しかし、今回はわざと違う書き方をしています(得られた情報にばらつきがある、指導教官の名前も書きたい等が理由)。

○卒業論文

桐原知子(1999). 口を閉ざす子どもの内的世界-場面緘黙児の「自己意識」を中心に- 関西大学文学部心理学教室 指導教官不明

客野有紀(2003). 選択性緘黙児への感覚統合法と音楽療法の効果に関する研究 愛媛大学教育学部教育心理学教室 相模健人(指導教官)

稲荷朝妃(2011). 選択性緘黙に関する留意事項と保育・教育者の対応 文京学院大学人間学部 指導教官不明 

東條光裕(?). 選択性緘黙の経験者と保護者に対する質問紙調査 筑波大学大学院人間総合科学研究科 園山繁樹ゼミ指導教官⇒参考記事:園山繁樹教授による選択性緘黙の研究概要(追記:2014年7月5日)

○修士論文

殿村暁(1988). 精神発達遅滞者の場面緘黙的傾向および寡黙的傾向 上智大学文学研究科教育学専攻 指導教官不明

石岡泉(1996). ある場面緘黙児の事例-緘黙が生じる状況と行動の特性について- 宮城教育大学障害児教育専修 指導教官不明

山田幸枝(2003). 学校における心的発達課題を持つ児童・生徒への支援と保健室の役割~場面緘黙の事例を中心に~ 宮城教育大学保健体育専修 指導教官不明

奥野千陽美(2005). 選択性緘黙のコミュニケーション体験に関する研究 吉備国際大学大学院臨床心理学研究科 園田順一(指導教官)

大原久代(2006). 選択性緘黙についての臨床心理学的考察 -心理療法過程を通して- 人間環境大学大学院人間環境学研究科臨床心理 指導教官不明

長谷恵子(2007). 選択性緘黙女児との遊戯療法過程について -守りと支配の箱作り- 人間環境大学大学院人間環境学研究科臨床心理 指導教官不明

岩﨑美佳(2009). 通常学級における選択性緘黙児に対する個別支援 人間環境大学大学院人間環境学研究科(臨床心理?) 指導教官不明

山野井千恵(2012). 場面緘黙児の心理と保育的支援:事例研究を通して 兵庫教育大学人間発達学校教育専攻幼年教育コース 横川和章(主任指導教員) 石野秀明(指導教員)

*修士論文に関しては広瀬慎一助手(北翔大学)の活躍も見逃すことはできません。詳しくは「場面緘黙の経験者への質問紙、インタビュー調査(日本)」参照のこと。

○修士論文か博士論文か不明なもの 

小林由佳(2006). 兄弟で場面緘黙を呈した一卵性双生児の弟の自己対象ニードについて 愛知教育大学教育学研究科学校教育臨床専攻臨床心理学コース 岸良範(指導教員)

西村翔子(2009). 子どもの個体化に寄りそう-場面緘黙の事例を通して見えるもの- 茨城大学大学院教育学研究科学校臨床心理専攻学校臨床心理専修 岸良範(指導教員) 

○卒業論文、修士論文、博士論文の区分が不明なもの

占部優子(1993). 場面緘黙症に関する研究 福岡教育大学特別支援教育講座 藤金倫徳(指導教官)

*課程等が言障とあるだけで、卒業論文、修士論文、博士論文の区分が不明。

仲本恭(2008). 特別な教育的支援を必要とする児童(場面緘黙児)の授業への参加向上について 名桜大学人間健康学部スポーツ健康学科 前川美紀子(ゼミ教官)

○大学生(大学院生)の名前等が不明なもの

(年度不明). 場面緘黙の発症の機序とその対応を中心とするもの 茨城大学大学院教育学研究科学校臨床心理専修 岸良範(指導教官)

(2002). プレイセラピー記録の数量化の試み~場面緘黙児の事例より~ 久留米大学心理学研究科臨床心理学専攻前期博士課程修士論文 指導教官不明

(2005). 選択的緘黙の基本概念に関する臨床心理学的研究 鹿児島純心女子大学大学院人間科学研究科心理臨床専攻 指導教官不明

(2006). 不登校経過のある緘黙児に対する学習と登校の支援 和歌山大学教育学部 江田裕介(ゼミ教員)

(2008). 選択性緘黙の当事者に対する調査研究 筑波大学人間総合科学研究科障害科学系障害科学類 園山繁樹(指導教官)

奥村真衣子?(2009). 選択性緘黙経験者における症状のとらえと対処に関する検討 筑波大学人間総合科学研究科障害科学系障害科学類 園山繁樹(指導教官)

*2010年8月発行の日本特殊教育学会大会発表論文集48巻に同名の論文あり。その第一著者が奥村真衣子、第二著者が園山繁樹。

(2010). 場面緘黙における「出さない」ことの意味について−Spitz.Rの第3のオーガナイザーを手がかりとして− 東洋英和女学院大学人間科学研究科 篠原道夫(指導教官)

○タイトルにはないが、内容に(場面)緘黙症が登場するもの

★博士学位論文

山本眞理子(2013). アートセラピにおける中心性の考察 甲子園大学人間文化学研究科 指導教官不明

○その他(大学生・大学院生の紀要論文等)

和田奈緒子(2012). 場面緘黙を呈する小学生男児とのプレイセラピー 大阪大学大学院人間科学研究科心理教育相談室紀要第18号

山口幸映氏によるライター養成講座卒業制作『場面緘黙症を知っていますか?/私、学校では話せない子どもでした』も卒業の集大成という意味で同じです。したがって、別記しておきます。

山口幸映 場面緘黙症を知っていますか?/私、学校では話せない子どもでした ライター養成講座卒業制作 
URL:http://asmjapan.org/yamaguchi_sotsugyoseisaku.pdf

○注意事項

あくまで、情報源はインターネットだけなので、(場面)緘黙症の卒論や修論、博論はもっと多い可能性があります。

○内容(要旨等)を読める卒業論文、修士論文、博士論文URL(2014年1月11日現在)

★修士論文

奥野千陽美(2005). 選択性緘黙のコミュニケーション体験に関する研究 吉備国際大学大学院臨床心理学研究科 園田順一(指導教官)

http://kiui.jp/pc/clinical/kiyou/data/pdf2006/05_1.pdf

山野井千恵(2012). 場面緘黙児の心理と保育的支援:事例研究を通して 兵庫教育大学人間発達学校教育専攻幼年教育コース 横川和章(主任指導教員) 石野秀明(指導教員)

http://repository.hyogo-u.ac.jp/dspace/handle/10132/6834

★卒業論文

奥村真衣子?(2009). 選択性緘黙経験者における症状のとらえと対処に関する検討 筑波大学人間総合科学研究科障害科学系障害科学類 園山繁樹(指導教官)

奥村真衣子・園山繁樹『選択性緘黙経験者における症状のとらえと対処に関する検討』については以下の参考記事参照のこと。

参考記事⇒園山繁樹教授による選択性緘黙の研究概要

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場面緘(かん)黙症とは?
ある特定の場面(例.学校)でしゃべれなくなってしまう症状を場面緘黙症といいます。言語能力や知能には問題がないにもかかわらず、話せないのです。一般的に場面緘黙症の人は自らの意思で口を閉ざしているのではなく、不安や恐怖のために話せないとされます。中にはあらゆる場面で話せない全緘黙症になる事例もあります。
プロフィール

マーキュリー2世

Author:マーキュリー2世
性別:男
緘黙経験者で、バリバリの現役緘黙だったのは小学4年?大学1年。ただし、小学4年以前はほとんど記憶喪失気味なのでそれ以前も緘黙だった可能性あり。現在も場合によっては緘黙/緘動が発動します。種々の研究に言及していますが、私は専門家ではありません。ひきこもり/自称SNEP(孤立無業者)です。

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