NHKの首都圏ニュースで初めて日本人緘黙経験者が喋る場面を目撃 | 緘黙ブログー不安の心理学、脳科学的知見からー
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問題を起こさない緘黙児は放置されるか?」という記事に追記をしました。3歳で「かん黙」があった園児5名の内60%が5歳までに「かん黙」を克服したという研究です。日本の調査になります。

NHKの首都圏ニュースに『「場面かん黙」への理解を』と題するニュースが放送されました。NHKオンラインの「首都圏 NEWS WEB」上でも動画が公開され、関係者の間で話題になりました。

もっとも、NHKが緘黙に関する報道をしたとしても、ひねくれものの私はデータがなければ、その効果を疑問視します。なんていったってスリーパー効果(sleeper effect)なる現象が心理学の研究で明らかにされていますからね。

参考記事⇒NHKの緘黙報道は長期的には民放と大差なし-スリーパー効果-

ネット上にアップされたNHK首都圏ニュースの動画の内容は2013年12月1日(日)にお茶の水女子大学で行われた講演会『経験者が語る場面緘黙講演会~場面緘黙だった私~』の模様の一部を放送したものです。この講演会はかんもくネット主催、代々木高等学院共催でした。後援は東京都教育委員会、日本自閉症協会、東京青年会議所でした。

『「場面かん黙」への理解を』の動画には元場面緘黙症の大橋伸和さんやかんもくネット代表の角田圭子(臨床心理士)さんらが登場しました。

なお、現時点でネット上の動画『「場面かん黙」への理解を』はNHKホームページより削除されています。

大橋伸和さんとは『~想い かける~』という作品の主役となった方です。『~想い かける~』は札幌学院大学放送研究会の丼渓公輝さん、遠藤清明さん、出村拓也さんが制作し、2012年度第29回NHK大学放送コンテスト(映像番組部門)で優勝した作品です。

参考記事⇒緘黙をテーマにした作品がNHK大学放送コンテストで優勝

2013年1月10日(木)の北海道新聞にも大橋伸和さんの体験談や『~想い かける~』の制作経緯、内容などが掲載されました。

参考記事⇒北海道新聞で緘黙克服、ひきこもり脱出がテーマの作品を紹介

追記(2014年1月1日):2013年12月21日(土)の読売新聞朝刊に大橋伸和さんが登場する記事が掲載され、オンライン版のYOMIURI ONLINEにも公開されました。

参考記事⇒元場面緘黙の大橋伸和さんが登場する記事が読売オンラインに

○日本人の元場面緘黙症の方が喋る姿を見るのは初めて

私の学校時代の同級生には場面緘黙症の子・人はいませんでした。ただし、ほかのクラスまでは把握していません。

私はこれまでの人生の中で緘黙経験者に会ったことはなく、緘黙オフ会にも参加したこともありません。ですので、緘黙経験者が実際に話している場面を目にすることはありませんでした。

しかし、NHKの首都圏ニュースがネット上に公開した動画で初めて元場面緘黙症の日本人が話されている場面を目撃することができました。少なくともネット上の短い動画では、大橋さんはかつて場面緘黙症だったことをみじんも感じさせない話しぶりでした。

なお、外国人も含めると、動画投稿サイト、YouTubeに元場面緘黙症の外国人が話されている動画を観たことがあります。

ですが、公の場では2013年2月13日に放送された日本テレビの番組「ザ!世界仰天ニュース」に登場したカースティー・ヘイズルウッド/ヘィズルウッド(Kirsty Heslewood)さんが初めてだと思います。カースティーさんとはミスイングランド、ミス英国になったことがあるお方です。

参考記事⇒ミスイングランドでも場面緘黙症から逃れられない

参考記事⇒英国の緘黙団体、SMIRAの拠点がある地方の新聞にカースティ

○元場面緘黙症の日本人が話すのを聞いたのは二度目

以上のように、日本人の場面緘黙症経験者が話す姿を目で見るのは初めてですが、聞くのは初めてではありません。

2013年11月13日(水)にOkinawa緘黙(かんもく)当事者の会ninnyのスタッフ、ゆかおる。さんがツイキャス(TwitCasting)にて配信したラジオで初めて日本の場面緘黙症経験者のお声を聴くことができました。ご本人は噛みまくりだとおっしゃっていましたが、全然そんなことはなかったですよ。

なお、ツイキャスとはモイ株式会社が運営するライブ配信サービスのことです。

●注意:あくまでも、元場面緘黙症だと知っている人の話

以上の記述はあくまでも話されている方が元場面緘黙症だと私が知っていることを前提に成り立っています。

外見だけでは、元場面緘黙症なのかどうか分かりません。したがって、私が知らないだけで、身近に元場面緘黙症の方がいて、喋っていた可能性も無きにしも非ずです。

極端なことを言えば、私が赤ちゃんや幼稚園児だった頃に元場面緘黙症の方が喋っているのを聞いたり、見たりした可能性だってあるわけです。また、高校では、他の中学校からやってきた生徒の方が同じ中学出身の人よりも多かったのですが、彼らの中にひょっとしたら元場面緘黙症の人がいたのかもしれません。

私が一番ありそうだなと思うのは大学時代の助教授です。彼は寡黙な方で、まるで場面緘黙(症?)のようなお方でした。

↑なんと失礼な記述でしょう!

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場面緘(かん)黙症とは?
ある特定の場面(例.学校)でしゃべれなくなってしまう症状を場面緘黙症といいます。言語能力や知能には問題がないにもかかわらず、話せないのです。一般的に場面緘黙症の人は自らの意思で口を閉ざしているのではなく、不安や恐怖のために話せないとされます。中にはあらゆる場面で話せない全緘黙症になる事例もあります。
プロフィール

マーキュリー2世

Author:マーキュリー2世
性別:男
緘黙経験者で、バリバリの現役緘黙だったのは小学4年?大学1年。ただし、小学4年以前はほとんど記憶喪失気味なのでそれ以前も緘黙だった可能性あり。現在も場合によっては緘黙/緘動が発動します。種々の研究に言及していますが、私は専門家ではありません。ひきこもり/自称SNEP(孤立無業者)です。

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