SAGE社の雑誌で最も読まれた文献に場面緘黙症の事例研究 | 緘黙ブログー不安の心理学、脳科学的知見からー
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問題を起こさない緘黙児は放置されるか?」という記事に追記をしました。3歳で「かん黙」があった園児5名の内60%が5歳までに「かん黙」を克服したという研究です。日本の調査になります。

SAGE社が発行するClinical Case Studies誌に掲載された場面緘黙症の事例研究4本が2013年11月に最も読まれた文献(Most-Read Articles during November 2013)に入選しています。

ランキングはフルテキストとPDFの閲覧数に基づき集計したものです。

SAGE社とは人文科学、社会科学、科学、技術、医学など広範な科学ジャーナルや書籍を手がける国際的出版社のことです。

SAGE社は心理学分野の科学雑誌として、Psychological ScienceやSocial Psychological and Personality Science、Personality and Social Psychology Review、Personality and Social Psychology Bulletinなどインパクトの高いジャーナルを数多く出版しています。

2013年1月から、SAGE社はClinical Psychological Scienceという新しい臨床心理学ジャーナルを公刊し始めました。私見ですが、この科学雑誌にも場面緘黙症の論文が掲載されてほしいと思います。

今回のランキングはClinical Case Studiesというジャーナルに収録されている文献が対象です。

Clinical Case Studiesとは事例研究を収録している電子ジャーナルのことで、査読付き論文を掲載しています。発行はSAGE社が行っています。2002年1月から発行を開始したジャーナルです。

2013年11月に最も読まれた文献にランクインした場面緘黙症の論文と順位を以下に記します。

11位:Ale, C. M., Mann, A., Menzel, J., Storch, E. A., & Lewin, A. B. (2013). Two Cases of Early Childhood Selective Mutism: Variations and Treatment Complexities. Clinical Case Studies, 12(4), 278-290. doi:10.1177/1534650113482358.

24位:Jacob, M. L., Suveg, C., & Shaffer, A. (2013). Developmentally Sensitive Behavioral Treatment of a 4-Year-Old, Korean Girl With Selective Mutism. Clinical Case Studies, 12(5), 335-347. doi:10.1177/1534650113492997.

39位:Christon, L. M., Robinson, E. M., Arnold, C. C., Lund, H. G., Vrana, S. R., & Southam-Gerow, M. A. (2012). Modular Cognitive-Behavioral Treatment of an Adolescent Female With Selective Mutism and Social Phobia A Case Study. Clinical Case Studies, 11(6), 474-491. doi:10.1177/1534650112463956.

49位:Bunnell, B. E., & Beidel, D. C. (2013). Incorporating Technology Into the Treatment of a 17-Year-Old Girl With Selective Mutism. Clinical Case Studies, 12(4), 291-306. doi:10.1177/1534650113483357.

上記の文献群とは違いますが、オックスフォードジャーナルのChildren & Schools誌では2013年11月に最も読まれた論文トップ10にランクインしたものもあります。

参考記事⇒オックスフォードの最も読まれた論文トップ10に場面緘黙症

追記(2014年1月6日):長野大学リポジトリの「最も閲覧されたアイテム」のランキングで場面緘黙症の論文が1位を獲得しました(2014年1月6日現在)。長野大学の臼井なずな非常勤講師と高木潤野講師の著作です。

参考記事⇒臼井なずな、高木潤野講師の緘黙類型化論文が閲覧ランキング1位

○参考URL(2013年12月23日現在)

Most-Read Articles during November 2013 -- updated monthly

http://ccs.sagepub.com/reports/most-read

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場面緘(かん)黙症とは?
ある特定の場面(例.学校)でしゃべれなくなってしまう症状を場面緘黙症といいます。言語能力や知能には問題がないにもかかわらず、話せないのです。一般的に場面緘黙症の人は自らの意思で口を閉ざしているのではなく、不安や恐怖のために話せないとされます。中にはあらゆる場面で話せない全緘黙症になる事例もあります。
プロフィール

マーキュリー2世

Author:マーキュリー2世
性別:男
緘黙経験者で、バリバリの現役緘黙だったのは小学4年?大学1年。ただし、小学4年以前はほとんど記憶喪失気味なのでそれ以前も緘黙だった可能性あり。現在も場合によっては緘黙/緘動が発動します。種々の研究に言及していますが、私は専門家ではありません。ひきこもり/自称SNEP(孤立無業者)です。

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