赤面恐怖症患者は赤面コストを高く感じている | 緘黙ブログー不安の心理学、脳科学的知見からー
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問題を起こさない緘黙児は放置されるか?」という記事に追記をしました。3歳で「かん黙」があった園児5名の内60%が5歳までに「かん黙」を克服したという研究です。日本の調査になります。

興味深い研究成果をすべてネタにできればいいのですが、生憎そうもいきません。そこで、アブストラクト(要旨)を読んだ、社会不安(障害)に関する興味深い論文を取り上げます。ほとんどが最新の研究成果です。しかし、今回は社会不安(障害)そのものでなく、赤面恐怖症というものを扱います。

さて、今日の文献は赤面恐怖症の人は赤面コストを高く感じており、赤面可能性についても過剰評価の可能性もあるという研究です。

なお、赤面恐怖症以外の興味深い(面白い)研究については『心と脳の探求-心理学、神経科学の面白い研究』をご覧ください。

最近の記事⇒低酸素状態だと、損失嫌悪が低下する

↑低酸素状態だと、ギャンブルでの損失嫌悪が低下するということは…相手に強い運動をさせて、ギャンブルをすれば…へへへっ←妄想状態

Dijk, C., & de Jong, P. J. (2012). Blushing-fearful individuals overestimate the costs and probability of their blushing. Behaviour Research & Therapy, 50(2), 158-162. doi:10.1016/j.brat.2011.11.006.

オランダのアムステルダム大学臨床心理学部、フローニンゲン大学臨床心理学部の方々の研究です。

実験1では赤面恐怖症の人とそうでない人に社会的イベントに関する簡単な記述(vignette)を読んでもらい、 赤面コストと赤面可能性を推定してもらいました。その結果、赤面恐怖症患者は赤面コストと赤面可能性の両方を高く見積もっていることが分かりました。

実験2では赤面恐怖症でない人が赤面のコストを過小評価している可能性を検討するため、赤面が観察者(observers)の判断に与える影響を調査しました。その結果、実験1の赤面恐怖症でない人の判断と観察者の判断が類似していることが分かりました。したがって、赤面恐怖症でない人が赤面のコストを過小評価している可能性が排除されました。

○コメント

たしかに赤面恐怖症の人は赤面の社会的コストを過剰評価しているのかもしれませんが、赤面可能性については分かりません。

関連記事⇒赤面恐怖症の人は赤面コストを潜在的・顕在的に強く感じる

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場面緘(かん)黙症とは?
ある特定の場面(例.学校)でしゃべれなくなってしまう症状を場面緘黙症といいます。言語能力や知能には問題がないにもかかわらず、話せないのです。一般的に場面緘黙症の人は自らの意思で口を閉ざしているのではなく、不安や恐怖のために話せないとされます。中にはあらゆる場面で話せない全緘黙症になる事例もあります。
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マーキュリー2世

Author:マーキュリー2世
性別:男
緘黙経験者で、バリバリの現役緘黙だったのは小学4年?大学1年。ただし、小学4年以前はほとんど記憶喪失気味なのでそれ以前も緘黙だった可能性あり。現在も場合によっては緘黙/緘動が発動します。種々の研究に言及していますが、私は専門家ではありません。ひきこもり/自称SNEP(孤立無業者)です。

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