新潟県:場面緘黙症の経験が土台の発表が奨励賞に | 緘黙ブログー不安の心理学、脳科学的知見からー
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問題を起こさない緘黙児は放置されるか?」という記事に追記をしました。3歳で「かん黙」があった園児5名の内60%が5歳までに「かん黙」を克服したという研究です。日本の調査になります。

2014年8月23日、新潟県の村上市教育情報センター(視聴覚ホール)で開催された平成26年度新潟県少年の主張大会-わたしの主張-『村上・岩船地区大会』において、場面緘黙症(選択性緘黙症)の経験を下敷きとした発表作品を披露した小田祐奈さん(神納中学校3年)が奨励賞を受賞されました。

小田祐奈さんの発表作品のタイトルは「差別と偏見のない世界へ」で、中学校入学までの場面緘黙症で周りから心ない対応を受けた経験を土台にしたものです。周囲の人の場面緘黙症への対応が酷かったことから自分は差別や偏見を持たず、人と接していきたいという気持ちが表現されています。その方法として人の嫌なところだけに注目せず、良いところも見つめるべきだと主張しています。

平成26年度わたしの主張『村上・岩船地区大会』の司会進行は村上市立村上第一中学校の上村瑞穂さんと臼井栞那さんでした。最優勝賞は有本らなさん(新潟県立村上中等教育学校3年)で題名は「『当たり前』がもつ力」でした。有本らなさんは2014年9月20日に村上市民ふれあいセンターで開催された「平成26年度わたしの主張県大会」において優秀賞を受賞されました。

わたしの主張『村上・岩船地区大会』は最近始まった行事ではないようで、2009年(平成21年)度の開催が第30回目です。2009年から1回も中止がなく、順調に開催されていたとしたら、2014年度が35回目となります。

青い鳥 (新潮文庫)本事例以外にも、重松清『青い鳥』を題材とした、元緘黙の人の読書感想文が富山県代表に選出されたことがあります。なお、重松清『青い鳥』(新潮社)には場面緘黙症の中学3年生、千葉知子さんが登場する「ハンカチ」という短編小説が収録されています。

他には全国青少年読書感想文コンクール(=青少年読書感想文全国コンクール?)で場面緘黙症の松村真穂さんが小学校中学年の部自由読書の最優秀賞を受賞されたことがあります。この読書感想文は群馬県の毎日新聞に2011年12月8日付けで掲載されました。
なっちゃんの声ー学校で話せない子どもたちの理解のためにいのちの時間―いのちの大切さをわかちあうためにいのちの時間
妹の真穂さんとともに姉の夏也さんも小学校高学年の部自由読書の優秀賞1位に選出されました。妹の真穂さんが読まれたのは、はやしみこ・金原洋治(著)・かんもくネット(監修)『なっちゃんの声ー学校で話せない子どもたちの理解のために』(学苑社)で、姉の夏也さんが読まれたのは『いのちの時間』でした。なお、『いのちの時間』はブライアン・メロニー(著)・ロバート・イングペン(イラスト)・藤井あけみ(翻訳)(1998)の『いのちの時間―いのちの大切さをわかちあうために』(新教出版社)なのか山田富也・寛仁親王・澤地久枝・斎藤武(1995)『いのちの時間』(新潮社)なのか判然としませんでした。

●緘黙作品が受賞した賞一覧
緘黙研究の発表がポスター賞に
緘黙をテーマにした作品がNHK大学放送コンテストで優勝
緘黙青年が登場し、数々の受賞歴を誇る映画『こんばんは』
緘黙症が登場する作品が新人シナリオコンクールでノミネート賞
川上未映子『乳と卵』に緘黙女児が登場(川上未映子『乳と卵』は芥川賞受賞作です)
盛田隆二『二人静』を読んだ感想(盛田隆二『二人静』は第1回Twitter文学賞の国内編で第1位になりました)

○参考URL(2014年11月24日現在)
*URLへのリンクの有無が異なるのは各サイトのリンク方針に則っているため
群馬県前橋市ホームページ:電子広報「広報まえばし」2012年1月1日(NO.1451)のいきいきまえばし人(PDFファイル) 
http://www.city.maebashi.gunma.jp/sisei/473/474/485/p008139_d/fil/p10-11.pdf

新潟県ホームページ:【村上】平成26年度わたしの主張『村上・岩船地区大会』を開催しました(全発表作品を掲載しました)
↓以下のページ内では小田祐奈さんの「差別と偏見のない世界へ」へのリンクがPDF形式で貼られています。
https://www.google.co.jp/url?sa=t&rct=j&q=&esrc=s&source=web&cd=1&cad=rja&uact=8&ved=0CB8QFjAA&url=http%3A%2F%2Fwww.pref.niigata.lg.jp%2Fmurakami_kenkou%2F1356799699001.html&ei=dGFyVLfXDIX48QWh04CYDA&usg=AFQjCNEGCMRPHHY74Pf8eQGnaH8hjFDVfg&sig2=OcrLJglPPtOc0HkGCS6nbg&bvm=bv.80185997,d.dGc

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場面緘(かん)黙症とは?
ある特定の場面(例.学校)でしゃべれなくなってしまう症状を場面緘黙症といいます。言語能力や知能には問題がないにもかかわらず、話せないのです。一般的に場面緘黙症の人は自らの意思で口を閉ざしているのではなく、不安や恐怖のために話せないとされます。中にはあらゆる場面で話せない全緘黙症になる事例もあります。
プロフィール

マーキュリー2世

Author:マーキュリー2世
性別:男
緘黙経験者で、バリバリの現役緘黙だったのは小学4年?大学1年。ただし、小学4年以前はほとんど記憶喪失気味なのでそれ以前も緘黙だった可能性あり。現在も場合によっては緘黙/緘動が発動します。種々の研究に言及していますが、私は専門家ではありません。ひきこもり/自称SNEP(孤立無業者)です。

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