重松清『青い鳥』の読書感想文がコンクールで最優秀賞に | 緘黙ブログー不安の心理学、脳科学的知見からー
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問題を起こさない緘黙児は放置されるか?」という記事に追記をしました。3歳で「かん黙」があった園児5名の内60%が5歳までに「かん黙」を克服したという研究です。日本の調査になります。

青い鳥 (新潮文庫)平成26年(2014年)度葛飾区読書感想文コンクールにて、場面緘黙症(選択性緘黙)の女子中学生(千葉知子)が登場する小説、重松清『青い鳥』の読書感想文が最優秀賞に輝きました。立石中学校1年生の蔭山晴菜さんの「青い鳥を読んで」という読書感想文が中学生の部で最優秀賞となったのです。葛飾区は東京都の特別区で、23区東部のうちの1つです。表彰式は12月2日に終わっています。

『青い鳥』は新潮社から発行された短編小説で、表題作は阿部寛主演で映画化されています。短編ですので、全てのお話に場面緘黙症の女の子が登場するわけではなく、収録作品の1つ「ハンカチ」に緘黙女子が登場するだけです。しかし、蔭山さんは場面緘黙症の中学生が印象に残っていたようで、そのお話が比較的多く読書感想文に記述されています。ただし、吃音の非常勤講師、村内先生のお話も読書感想文に登場します。

平成26年度葛飾区読書感想文コンクールは中学校で5,364点の応募があったのですが、そこから各学校の担当教員による第一次審査、選定委員会による第二次審査がありました。第二次審査の選定委員会は葛飾区の小学校/中学校教育研究会の図書部員の教員から構成されていました。中学生の部の第一次審査で67点が学校代表作品として推薦を受けました。第二次審査から部門別入賞作品が決定され、中学校で10点が入賞となりました。

中学生の部で優秀賞となったのは、大町彩菜さん(亀有中学校)、出水万結さん(亀有中学校)、黒沢覚洋さん(一之台中学校)の3名で、佳作は6点でした。

小学校低学年の部で最優秀賞となったのは奥戸小学校2年生の的場詩歩さんの「『ぼくは海になった』を読んで」です。優秀賞では上野楽喜井さん(金町小学校)と山下穂さん(川端小学校)が受賞されました。佳作は3名でした。

小学校中学年の部で最優秀賞となったのは西小菅小学校4年生の南咲良さんの「自分のココロ」です。優秀賞は佐藤瑞姫さん(白鳥小学校)と板橋海翔さん(西亀有小学校)でした。佳作は3名でした。

小学校高学年の部で最優秀賞となったのは西小菅小学校5年生の松村歩美さんの「『ふたり』の未来」です。優秀賞は竹内健人さん(末広小学校)と大久保百花さん(小松南小学校)でした。佳作は3名でした。

私は未確認ですが、最優秀賞から佳作までは『広報かつしか』12月5日号に学校名や名前等が掲載されたようです。また、これらの作品は青少年読書感想文全国コンクール東京都地方審査(都道府県コンクール)に推薦されます。都道府県コンクールを勝ち抜くと中央審査会(全国コンクール)に進むことが出来ます。なので、蔭山晴菜さんの読書感想文が都道府県コンクールでも優秀な成績を収められるかが目下の関心事となります。
なっちゃんの声ー学校で話せない子どもたちの理解のために
蔭山さんは場面緘黙症の当事者ではありませんが、過去には元緘黙の人が同じ「青い鳥」という短編小説を下敷きとした読書感想文で富山県代表となったことがあります。また、全国青少年読書感想文コンクールでは場面緘黙症の松村真穂さんがはやしみこ・金原洋治(著)・かんもくネット(監修)『なっちゃんの声ー学校で話せない子どもたちの理解のために』(学苑社)を題材とした読書感想文で小学校中学年の部自由読書の最優秀賞を受賞されたことがあります。

なお、蔭山さんの「青い鳥を読んで」は葛飾区の平成26年教育委員会第11回定例会会議録で読むことが可能です(以下の参考URL参照)。毎年教育委員会の定例会で最優秀賞を朗読しているようで、今回は蔭山さんの読書感想文が披露されました。

○参考URL(2015年4月20日現在)
平成26年教育委員会第11回定例会会議録 葛飾区公式サイト(PDFファイル)
http://www.city.katsushika.lg.jp/dbps_data/_material_/_files/000/000/023/687/261114.pdf

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場面緘(かん)黙症とは?
ある特定の場面(例.学校)でしゃべれなくなってしまう症状を場面緘黙症といいます。言語能力や知能には問題がないにもかかわらず、話せないのです。一般的に場面緘黙症の人は自らの意思で口を閉ざしているのではなく、不安や恐怖のために話せないとされます。中にはあらゆる場面で話せない全緘黙症になる事例もあります。
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マーキュリー2世

Author:マーキュリー2世
性別:男
緘黙経験者で、バリバリの現役緘黙だったのは小学4年?大学1年。ただし、小学4年以前はほとんど記憶喪失気味なのでそれ以前も緘黙だった可能性あり。現在も場合によっては緘黙/緘動が発動します。種々の研究に言及していますが、私は専門家ではありません。ひきこもり/自称SNEP(孤立無業者)です。

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