俳優の手塚とおるさんは場面緘黙の経験者? | 緘黙ブログー不安の心理学、脳科学的知見からー
HOME   »   緘黙ニュース、緘黙情報  »  俳優の手塚とおるさんは場面緘黙の経験者?

問題を起こさない緘黙児は放置されるか?」という記事に追記をしました。3歳で「かん黙」があった園児5名の内60%が5歳までに「かん黙」を克服したという研究です。日本の調査になります。

2015年12月3日(木)に放送されたトークバラエティ番組『アウト×デラックス(OUT×DELUXE)』(フジテレビ系列)において俳優の手塚とおるさんが高校時代、学校で一言も喋らず、筆談で過ごしていたことを告白しました。このカミングアウトが場面緘黙症(選択性緘黙)を意味するものかどうかは不明ですが、状態像は酷似しています。

以下、某動画サイトで私が確認したやりとりです。なお、人物紹介や番組内容の紹介、CM、および細かい話し言葉等は適宜省略しています。私はこういう聞き取りが苦手なので細かいところが間違っているかもしれませんが、悪しからず。また、喋っている途中に他の人が喋りだすと話が途中で切れてしまうなど様々な文脈要因があるので、字面をそのまま鵜呑みにするのは危険です。「…」を活用するなど多少の工夫はしましたが、書き起こしだけだと誤解する内容もあるかもしれません。その辺り、ご了承ください。

*「矢部」はお笑いコンビのナインティナインである矢部浩志さん、「手塚」は手塚とおるさん、「マツコ」は女装タレントのマツコ・デラックスさん、「山里」は漫才コンビの南海キャンディーズである山里亮太さんです。


矢部:高校時代筆談で過ごしていた俳優。喋れるのにやんな、これ。
矢部:なぜ筆談で高校時代、過ごしてたんですか?喋らなかったんですよね?
手塚:そうです。ほぼ、高校時代は一言も喋らなかったですね。
矢部:友達…。
手塚:は、いなかったです。
矢部:ですよね。
マツコ:え、じゃあ、家族と筆談で話したの?
手塚:は~、家族とは喋ってました。
マツコ:誰と筆談で話してたんですか?
手塚:学校の中ですね。
マツコ:あ、じゃぁ、その友達と喋ってる内容とかっていうよりは、先生とかと喋らざるをえない内容とかを筆談でやってたってこと?
手塚:というよりも、友達ともです。友達、ま、友達がいなかったんですけど、クラスメートとも筆談…。
矢部:喋る必要性ある時にー
手塚:あ、はい。喋らなかった。授業もほぼ手を上げて発言…。
マツコ:じゃ、何を筆談してたんですか?
手塚:なんか言われたら“はい”とか“いいえ”とかを書いて。
手塚:(周りのすげえ~という反応に対して)そうですか。やっぱりそうなんだ。いや、単純に、あの~、小学校の変声期を迎える頃に僕、声高かったんですよ、昔。それをちょっと笑われた記憶があって。僕、声が変なんだっていう意識が強くなって、高校に入った途端、なんかもう喋るのやめようと思って。
矢部:先生と喋らないといけない時はあるじゃないですか?
手塚:そこ、筆談にしてましたね。
矢部:なんで喋らないんだよ~って言うクラスメートいたでしょ?
手塚:まあ、喋らないから喋らないでじ~っと(語尾が聞き取れなかったため後は不明)。
矢部:無視という。
手塚:無視してる感じ、ですね。
矢部:すごい。
山里:なんでその方法をナイスアイデアのテンションで喋れるんですか。
手塚:その時はナイスアイデアのような気がしたんですよ。喋らなくていいっていう。
矢部:行事とか、ほら修学旅行とか。
手塚:そうですね。
マツコ:は、班みたいなの決めなきゃいけない。
手塚:そこもだから一応班には組まされるんですね。
矢部:そうですよね。
手塚:その班とも僕は筆談をするので。京都に修学旅行に行って僕以外の班が、どこ、ま、清水寺行ったりとかして、僕は部屋の中にずっと居て。
矢部?:ひとり?
手塚:ひとりで旅館にいて。まあ、旅館の周りをウロウロして木刀を買ったかな。そんぐらい。
マツコ:そこ、そこを買うの!
山里:他の生徒が買うよりその手のタイプの生徒が買う木刀は意味が変わってくるんですよね。
矢部:怖いよな。
山里?:怖いですね。
以下、話が場面緘黙症?とは直接関係ないので省略。

家族とは話しができたのに、学校では話さなかったというのは場面緘黙症の症状に酷似しています。もっとも、これだけで場面緘黙症だと判断するのは早計ですが、少なくとも表面的には緘黙症状のような状態だと私には感じられました。ただ、小学校の変声期の初期に声を笑われたのが、高校時代に響いてくるという少し特殊な事例のような気がしますが。

なお、手塚さんは昔から気持ちが分からなかったそうです。自分の気持ちがよく分からないし、役者になった後でも役の気持ちが分からないのだとか。まるで、アレキシサイミアですね。アレキシサイミアについては別の記事「アレキシサイミアが強い不安傾向の人は援助希求をしない」をご覧ください。

手塚とおるさんは北海道出身。1983年2月舞台「黒いチューリップ」で俳優デビュー。客演した舞台はナイロン100℃、野田地図、大人計画、劇団☆新感線、燐光群など。テレビドラマでは「世にも奇妙な物語」や「マジすか学園」、「相棒ten」、「半沢直樹 第2部」、「HERO」、「科捜研の女」などなど、映画では「日本沈没」、「20世紀少年」、「仮面ライダー×仮面ライダー W&ディケイド MOVIE大戦2010」、「天空の蜂」、「図書館戦争-THE LAST MISSION」などなど、多彩な作品に出演。三井住友銀行グループの「プロミス」のCMにも出演。

スポンサードリンク

Comment

スポンサードリンク

Trackback
Comment form
カテゴリ
ランキング
Twitter
スマートフォンサイト
Amazon書籍
場面緘(かん)黙症とは?
ある特定の場面(例.学校)でしゃべれなくなってしまう症状を場面緘黙症といいます。言語能力や知能には問題がないにもかかわらず、話せないのです。一般的に場面緘黙症の人は自らの意思で口を閉ざしているのではなく、不安や恐怖のために話せないとされます。中にはあらゆる場面で話せない全緘黙症になる事例もあります。
プロフィール

マーキュリー2世

Author:マーキュリー2世
性別:男
緘黙経験者で、バリバリの現役緘黙だったのは小学4年?大学1年。ただし、小学4年以前はほとんど記憶喪失気味なのでそれ以前も緘黙だった可能性あり。現在も場合によっては緘黙/緘動が発動します。種々の研究に言及していますが、私は専門家ではありません。ひきこもり/自称SNEP(孤立無業者)です。

リンクについて
このサイトはリンクフリーです。リンクの取り外しはご自由になさって下さい。個別ページのSNSでの共有やブログ、サイトへのリンクも自由です。
プライバシーポリシー
当ブログはGoogle Adsense広告を掲載しています。Google Adsenseでは広告の適切な配信のためにcookie(クッキー)を使用しています。ユーザーはcookieを無効にすることができます。

なお、Google Adsenseで上げた収益は将来のホームレス生活を見越し、すべて貯金にまわしています。
免責事項
ブログ記事の内容には万全の注意を払っていますが、管理人はその内容の正確さについて責任を負うものではありません。

PAGE TOP