場面緘黙児への支援―学校で話せない子を助けるために | 緘黙ブログー不安の心理学、脳科学的知見からー
HOME   »   緘黙症の本、書籍  »  場面緘黙児への支援―学校で話せない子を助けるために

問題を起こさない緘黙児は放置されるか?」という記事に追記をしました。3歳で「かん黙」があった園児5名の内60%が5歳までに「かん黙」を克服したという研究です。日本の調査になります。

前回は、『場面緘黙Q&A―幼稚園や学校でおしゃべりできない子どもたち』の感想文らしきものを書きました。今回は『場面緘黙児への支援―学校で話せない子を助けるために』です。

文体から考えて親御さん向けです。もちろん、学校関係者が読んでも場面緘黙に対する理解が深まると思います。

臨床現場からではなく、地域社会全体からサンプルを抽出した論文も引用されています。しかし、筆者は臨床経験から緘黙児の特徴を捉えているようです。これではクリニックに通う子どもの特徴の全体像になってしまいます。もし、治療を求めてこない緘黙児が、また違った臨床像だとしたら、判断に偏りが現れてしまいます。治療に来ない緘黙児の方が難治性である可能性もあります。

この本では、「人、場所、活動」の3要素から、行動療法的アプローチを詳述しています。筆者によれば、行動療法は緘黙児に有効だと証明されているので、大変参考になる情報だと思います。

ただ、緘黙児にも様々なタイプがいます。だから、行動療法が効かないようであれば、頭を切り替えて別の方法を模索する(あるいは、組み合わせる)柔軟性も必要になると思います。その場合には、「効果がない」と判断する時期が問題となるのですが…。

スポンサードリンク

Comment

スポンサードリンク

Trackback
Comment form
カテゴリ
ランキング
Twitter
スマートフォンサイト
Amazon書籍
場面緘(かん)黙症とは?
ある特定の場面(例.学校)でしゃべれなくなってしまう症状を場面緘黙症といいます。言語能力や知能には問題がないにもかかわらず、話せないのです。一般的に場面緘黙症の人は自らの意思で口を閉ざしているのではなく、不安や恐怖のために話せないとされます。中にはあらゆる場面で話せない全緘黙症になる事例もあります。
プロフィール

マーキュリー2世

Author:マーキュリー2世
性別:男
緘黙経験者で、バリバリの現役緘黙だったのは小学4年?大学1年。ただし、小学4年以前はほとんど記憶喪失気味なのでそれ以前も緘黙だった可能性あり。現在も場合によっては緘黙/緘動が発動します。種々の研究に言及していますが、私は専門家ではありません。ひきこもり/自称SNEP(孤立無業者)です。

リンクについて
このサイトはリンクフリーです。リンクの取り外しはご自由になさって下さい。個別ページのSNSでの共有やブログ、サイトへのリンクも自由です。
プライバシーポリシー
当ブログはGoogle Adsense広告を掲載しています。Google Adsenseでは広告の適切な配信のためにcookie(クッキー)を使用しています。ユーザーはcookieを無効にすることができます。

なお、Google Adsenseで上げた収益は将来のホームレス生活を見越し、すべて貯金にまわしています。
免責事項
ブログ記事の内容には万全の注意を払っていますが、管理人はその内容の正確さについて責任を負うものではありません。

PAGE TOP